ハニーの抜魂.入魂供養

honey-ponta2006-09-28

今日は定休日で、天国へ旅立ち10月4日で丸4年が経つ,Honeyをつくってくれた,シェルティのハニーのお墓のお寺で、

個人墓地を購入し、抜魂,入魂供養をしていただきました。

私は4年間その場所で、季節を感じ,泣いたり笑ったり...怒って愚痴を聞いてもらったり...話しかけて座っていた場所で、抜魂供養をしてもらいながら。。
やっぱりこみあげてきてしまいましたね。
『ハニー、陽のあたらない暗い所から,あっちの明るい広い所に行くからね』と。




4年前。。。
忙しく日々を過ごし、先日のO中学校のマイチャレがあり...終わってほっとした所へ
”食べる事” が楽しみな食いしん坊のハニーが、突然一口もご飯を食べなくなり,病院へ...
血液検査をした所,腎臓の数値が。「あと2週間くらい」と宣告されました。
そこから,私は目の前が真っ暗になり、自分も死んだっていいと思いました...
病院の診察室で、泣いている私の顔を心配そうに見上げていたハニーの優しい眼差しは...今でも忘れられません。
いつも、生まれつき弱かったポンタにばかり目がいって...ハニーは『いつまでも元気』と安心しきっていました。
その時気が付いたのは、大デブだったハニーの体重は7,8キロも減っていた事。
治療をしても,治る訳でもなく...食べられない,食べても嘔吐,下痢。
ただ!私は,楽にしてあげたいと...毎日点滴に通いました。
もうハニーは,時々魂が出たり入ったりしている顔に。
動物も辛いときは,ひとりになりたいもので...ずっと傍にいられるのも嫌がるもんです。
まるでハニーは...『みんなの面倒をしっかり見なさい』と私に言っているかのようでした。
(みなさんが口をそろえておっしゃいます...最後,辛い時に一人になりたがる...と。何もしてやれないと。そして時々、姿を消す仔,死に目を見せない仔もいます。。。)
そして.最後の1週間...実家のベランダで外を眺めるのが好きだったハニーを、実家へ連れて行き、家族で一緒に過ごしました。
最後の10日間は,とても落ち着いて来て...お店の前や実家のまわりを時間をかけ遠い目をして見渡していました...
『もういいよ』とハニーが言う訳でもないけれど。。。”点滴をやめる時” が...。(この ”点滴をやめる時” も人それぞれ。そして、いろいろな飼い主さんを見させて頂いて来ましたが..)
旅立つ日...本当は立つ事も出来ないであろうハニーは、きちんと外の草むらで排尿も自分でし...最後まで凛とし,そして...母の胸で息をひきとりました...。11歳になるほんの1ヶ月と少し前でした。本当に本当に,ハニーらしい大往生でした。
トリミングを終え,連絡があり..走って5分の実家へポンタと全速力でしたが(ポンタをかついでどう走ったか,覚えていません)...まだあたたかいハニーを,「まだ生きている」と いつまでもいつまでも揺すってしまったのは覚えています。。。





今日。。。


土だけを...との事でしたが、掘って見て頂いたら、「大丈夫ですよ」と。。。

ハニーは、綺麗に土にかえり,綺麗な ”骨” になってくれてました...。

その綺麗な骨を,広い明るい新しい場所へ移動する事ができました。

太い骨や,細いカーブのかかった肋骨など、この世に確かに存在したハニー...

「あ〜ハニーなんだ...」と感動しました。



これから、どんな風に石を置こうか..とか、どんな砂利を敷いていこうか..とか、少しずつ考えていきたいと思います。
決して ”派手” にするとかではなく。




なんだか...ずっとこの事だけを考えていた訳ではないけれど...
すっごくすっごくほっとしてしまいました。


ハニー 
(旅立つ1ヶ月半前) 




いつも書きますが...
魂は魂で、肉体とは別のもの,そしてお墓だけではないです...
けれど,こんな方もいらっしゃいます。。。
お墓に見える方で、愛犬のお墓へめったに来なくて,10年前後来ていなくて、はっきり言って忘れていたという方...。
ある日から、その亡くなったワンちゃんが毎日毎日ずーっとずーっと夢に出て来たそうです。
お墓へ来る様になりそれから夢は見なくなったそうです。
確かに依存してはいけません...けれど!行く行かないは別として、”気持ち” ”思い” は..決して忘れてはならないと...私は思います。
みなさん、何年,何十年前の事でも、思い出したり...足を運んであげてみるのもいかがですか?